502:1[saga]
2014/04/22(火) 23:33:19.73 ID:DxojU6DJ0
皆、ほむらの周囲に駆け寄るが、明らかに様子がおかしい事は感じていた。
「……何やねん、このグリーフシード?」
503:1[saga]
2014/04/22(火) 23:34:01.16 ID:DxojU6DJ0
無言のまま、自動販売機に近づいていくと、ガン、と空き缶を入れるゴミ箱を蹴っ飛ばす。カランカラン、と空き缶が道路に転がって行く。
滅多に感情を表に出す事の無い、ほむらが物に八つ当たりしているのだ。
「……あ、姐さん?」
504:1[saga]
2014/04/22(火) 23:34:49.14 ID:DxojU6DJ0
「……何に怒ってるんですか?」
沙々は、恐る恐る聞きただす。
505:1[saga]
2014/04/22(火) 23:35:38.61 ID:DxojU6DJ0
翌日。
本日は日曜日なので、当然学校は休日となる。
まどかの部屋にさやかと杏子が訪ねてきたのだが、本日は遊びにきた訳では無い。
506:1[saga]
2014/04/22(火) 23:36:28.39 ID:DxojU6DJ0
「……解んない。
だけど……ほむらちゃんが魔女を蘇らせる様な事をするなんて思えない……」
まどかは、さやかの意見を否定する。
507:1[saga]
2014/04/22(火) 23:37:18.11 ID:DxojU6DJ0
「……それ本気で言ってんの?」
「意見の一つだよ。ま、アタシ自身の推測ってだけだ」
508:1[saga]
2014/04/22(火) 23:38:08.76 ID:DxojU6DJ0
「……って、魔法を解除せんと、見えんわな」
そう言われ、三人とも壁にもたれるすずかの姿を、見つけ出した。
509:1[saga]
2014/04/22(火) 23:39:10.03 ID:DxojU6DJ0
「お前の魔法は、ステルスだったな……。そりゃ、忍び込むのも簡単だろうな。
んで、何時の間に見滝原に来たんだよ?」
杏子はすずかに聞きただす。
510:1[saga]
2014/04/22(火) 23:39:43.07 ID:DxojU6DJ0
「解った……」
さやかは、大人しく聞き入れた。ここで、すずかと話をしても意味が無いと悟ったのだろう。
511:1[saga]
2014/04/22(火) 23:40:23.08 ID:DxojU6DJ0
そして、夜。
郊外のスクラップ場。人の気配はゼロ。動物の気配が数匹で、虫の鳴き声だけが響く。
車の残骸だけが立ち並ぶ場に、魔法少女達は集まってくる予定だが。
512:1[saga]
2014/04/22(火) 23:40:55.03 ID:DxojU6DJ0
「……お久しぶりね」
ほむらは、ミチルを見下ろす。
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