過去ログ - 苗木「僕は君に恋をした」
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4: ◆EOh40d18dA[saga]
2013/12/17(火) 22:59:24.86 ID:spUPscGh0
「えっと、その……ごめんなさい……」

突然、彼女はボクに頭を下げた。

目には涙を浮かべて、ボクに対して怯えを含んだ表情で謝ってくる。

「何か、怒らせるような事したかなって……ずっと見てるから……」

「え!? いや、そんな事は無いよ! 怒ってない怒ってない!」

「そう、なの……えへへ、よかったぁ」

どうやらじっと見過ぎた所為で変な誤解を生んだらしい。予想外過ぎてボクは素っ頓狂な声を出してしまった。

ボクは動揺を誤魔化すように、極力冷静を装って彼女に名前を聞いた。

「えっと……キミの名前は?」

「どうも、始めまして。不二咲千尋ですぅ」

「不二咲、千尋……」

ボクはその名前に、心当たりがあった。

テレビに出るような有名人では無いものの、彼女についてある程度知識を持っていた。

そのほとんどの情報源が2chの希望ヶ峰学園スレから得た知識なので、信憑性が高いのかは分からないけれど。

彼女は、数々の革新的なプログラムを作った実績のある超高校級のプログラマー。

そのプログラムスキルを応用してデータ解析なども行えるため、転じて超高校級のハッカーとも呼ばれている。

容姿は高校生なのに小学生と間違われる程小柄で、更にその雰囲気も相まってか、一部には熱狂的なファンが存在するらしい。

その一部の熱狂的なファンから、彼女は超高校級の天使、または超高校級の小動物と呼ばれる事もあるそうだ。

残念ながらボクはスレに貼られた写真が見れなかったのだけれど、こうして本人を見てみると確かに可愛らしい女の子だ。

熱狂的なファンが存在するのも、超高校級の天使、小動物の愛称も納得というものだ。


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