過去ログ - 苗木「僕は君に恋をした」
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46: ◆EOh40d18dA[saga]
2014/01/09(木) 21:35:53.12 ID:9N/islBB0
「また夢かよ!」

目覚めと共に枕を監視カメラに投げ付けた。

大丈夫、壊れてない。いや違う、問題はそこじゃない。

「ハーレム目指してるんじゃないんだよ!」

昨日不二咲さんの事ばかり考えていたからと言ってこれはどうなんだと言う話だ。

一応名誉の為に弁明しておくけれど、ボクは決して昼ドラがしたい訳じゃない。女性を三人も侍らすなんて性欲旺盛にも程がある。

部屋が完全防音なのをいい事に、ボクは気持ちが落ち着くまで暴れ回った。

「はぁ……はぁ……」

落ち着きを取り戻すと、考える余裕が出てきた。

何故そんな夢を見たのかというよりは、どんな内容の夢だったのかが気になっていた。

「誰がボクを取り合ってたんだろう……」

正直な話、もしあんな状況になったら男としては悪い気はしない。最悪死ぬかもしれないけれど。

だからこそ誰だったか気になるのだが、不二咲さんを選んだボクを責めていた二人の女性の顔がどうしたって思い出せない。

うーん、夢だから曖昧なのだろうか。でも自分の知らない人って事は無い筈だ。むしろ身近に居る女性の筈……。

「……こまるとか?」

自分で言ってて強烈な寒気がした。

こまるがボクの奪い合いに参加するなんて天変地異があっても有り得ないし、そもそもあいつ清楚な喋り方もクールな喋り方もしない。

朝起きて第一声が『誠死ね』でも全く違和感が無い位あいつはボクを嫌っている。しかも親にはそれを悟られないよう演技した上で。

想像していくと、何だか腹が立ってきた。

「……まぁ、出てこないのは諦めるか」

夢の中の登場人物だから実在する人物かどうかも怪しい、漫画とかアニメのキャラかもしれない。

それでも、こまるよりはマシだけれど。


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