46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2013/12/17(火) 19:15:45.16 ID:hdsVMo6j0
「プロデューサーさん」
もう一度呼ばれる。
はっとしてちひろさんに目を向けると、外を眺めていたその目は俺をまっすぐに捕えていた。
「あなたがそれをわかった上で肇ちゃんを受け入れたというなら、私は何も言いません」
「………」
優しいながらもどこか有無を言わせない強さを含んだ、矛盾した口調。
「だからもう事務所であんなことはしないでください。小さい子たちもいるんですから、誰が見ているかわかりませんよ?」
「…………………はい」
違うそうじゃないと、そんなことは一切ないと、言い返す文句が喉まで出かかっていたが、どれも言うのをやめた。
俺がかろうじて絞り出した答えは、何に対してか、肯定を示すたった一言だけだった。
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