過去ログ - P「俺は俺でしかない」【アイマス】
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2013/12/17(火) 22:17:29.18 ID:zhJz/XLf0
 「俺はここにいるぞ。」 
 何か言葉を発しなければ、じぶんがこの空間に溶けて消えてしまうような錯覚を覚えてそんな事を口走った。 
 「俺は、俺は…」 
 寂寥感、悲壮感、虚しさ、何と言えばいいのか分からない半液状のべたべたした気持ちが俺の口を塞ぐ。 
 俺は… 
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/17(火) 22:22:10.81 ID:zhJz/XLf0
 「…コーヒーでも飲もう」 
 よくわからない感情は飲み物と一緒に流し込んで溶かせばいい。そうしていつかこの感情が分かる時を待とう。 
  
 カタカタと薬缶が音を立てる。俺は火を消して、あらかじめセットしておいたフィルターにお湯を注いだ。白い湯気が上がり、コーヒーが下に落ちる。意味のない事を考えるのは楽しい、と思うのは俺だけなのか。普通は話題にすら上がらないことだからこそ、誰もが自分以外分からない。 
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/17(火) 22:27:19.18 ID:zhJz/XLf0
 コーヒーができてさて飲もう、と思ったその時、携帯が着信を告げる。画面を見ると、ああ、そろそろ収録が終わる頃だったな。 
 「ああ、俺だよ。…収録が終わったから迎えに来い?…まったく、じゃあ今から行くけど、局で待ってるか?近くの店とか入っててもいいぞ。…そうか、20分はかからないと思うから待っててくれ」 
 ガチャリ、電話を切る。勿論携帯でガチャリなんて音はしない。気分の問題だ。 
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/17(火) 22:31:45.95 ID:zhJz/XLf0
 「コーヒー飲む時間はないな。後でいっか、仕事は片付いてるし」 
 俺はコートを羽織って、事務所の扉に手を掛けた。 
 「…ああ、分かった。」 
 「俺は、俺は俺でしかないんだ。」 
 そうして俺は扉を開けた。 
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/17(火) 22:34:01.11 ID:zhJz/XLf0
 オチなし山なし 
 でもだからこそ意味のあることってあると思う 
 見直しもせずに一気に書いたから見苦しい所があるのはごめんなさい 
 少ししたら依頼出してきます 
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/17(火) 22:44:57.08 ID:kinE2wdDo
 あれ、もう終わりかい 
 でも乙 
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/12/17(火) 23:18:16.83 ID:zhJz/XLf0
 なぜかHTML化依頼出せねえなんでたorz 
  
 誰かよろしくお願いします(涙目 
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