132: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/22(日) 02:56:28.63 ID:ljby105e0
勇者「ウチはテレビとか無いし、本も読まないからそういった知識自体入らないんだよ」
魔法使い「それを差し引いてもあなたが単に興味が無かっただけでしょう。実家は鍛冶屋で属性付きの魔導核や魔法石を扱うというのに」
勇者「あれ?俺ってお前に実家の話したことあったっけ?」
133: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/22(日) 02:56:56.98 ID:ljby105e0
勇者「簡単な整備が出来るってだけで俺は鍛冶出来ないけどな」
魔法使い「興味が無いというのなら仕方が無いですが、一般教養くらいは何とかしてください」
勇者「はいはい、分かってるよ」
134: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/22(日) 02:57:26.88 ID:ljby105e0
魔法使い「周りに友達はいなかったのですか?この情報程度なら周りからも入ってくるはずですが」
勇者「友達は……色々事情があっていない」
魔法使い「事情ですか」
135: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/22(日) 02:59:05.12 ID:ljby105e0
勇者「お前ノリ悪いな」
魔法使い「乗る程度のものではないと思いましたので」
勇者「いいけどさ……」
136: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/22(日) 02:59:36.36 ID:ljby105e0
魔法使い「そうだ、明日は講義は無いですが、お暇ですか?」
勇者「ん、ああ暇だけど」
魔法使い「よろしければ買い物に付き合ってはいただけませんか?私はあまり王都を出歩いたことが無いので」
137: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/22(日) 03:00:03.66 ID:ljby105e0
騎士「何だデートかよ!!」バッ
勇者「起きてたのかよビックリした!?」
魔法使い「これはデートなのですか?」
138: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/22(日) 03:00:49.84 ID:ljby105e0
勇者「なんならお前も一緒に行くか?どうせ暇だろ?」
騎士「悪い、講師から呼び出しくらってる」
魔法使い「以前の筆記の追試ですか」
139: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/22(日) 03:01:26.27 ID:ljby105e0
――――――
―――
―
魔法使い「えっと、これとこれは買ったから……」
140: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/22(日) 03:01:54.15 ID:ljby105e0
勇者「ところでさ、お前って王都を出歩いたことが無いって言ってたけど」
魔法使い「はい、さして用事も無いので。昔一度だけ来た事がある程度ですね」
勇者「珍しいな、お前ほどの才能の奴ならこっちの学校とかに来てそうだと思ったんだが……どこ出身だ?」
141: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/22(日) 03:02:22.79 ID:ljby105e0
勇者「よいしょ!少し休憩しないか?さすがにこの量を持ち続けるのは疲れちまう」
魔法使い「だらしないですね、この程度」
勇者「んじゃあお前持つか?帰りまでずっと」
142: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/22(日) 03:03:18.16 ID:ljby105e0
勇者「まぁいいや……ところでさ、お前って友達いるの?」
魔法使い「藪から棒になんですか。酷く失礼な質問をするのですね」
勇者「ああ、そういう変な意味じゃなくてさ」
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