189: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/23(月) 02:18:59.49 ID:i1lCyflh0
……
勇者「まだ追ってきているか?」
魔法使い「随分離れましたがまだ私達を付け狙ってますね」
190: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/23(月) 02:19:42.52 ID:i1lCyflh0
魔法使い(位置はおそらくバレている、このまま馬を使い潰してしまえばもう逃げられない)
魔法使い(魔法を使えば一時的に引かせる事は出来てもここまで王都に近いと二次被害に繋がってしまう)
魔法使い(……危険ですが本国に転送するという最悪の手段も考えなければいけないですね)
191: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/23(月) 02:20:08.19 ID:i1lCyflh0
グシャッ
仮面男「……」
192: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/23(月) 02:20:35.15 ID:i1lCyflh0
勇者「おいあんた!!」バッ
魔法使い「ッ!!」
仮面男「……」
193: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/23(月) 02:21:09.73 ID:i1lCyflh0
仮面男「他人の事よりも自分の身を心配しろ。碌に歯が立たない相手に無謀な感情だけで立ち回ろうとするな」
勇者「なッ!心配してきてやったのにどういう意味だそりゃ!」
仮面男「実力も伴っていない癖に粋がるな。お前のような生意気なガキに心配されるほど弱くは無い」
194: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/23(月) 02:21:45.16 ID:i1lCyflh0
魔法使い「影が消滅したと同時に飲み込まれていた人たちが開放されたようです」
魔法使い「幸い、大した怪我を負っているワケではないですね。吐き出された馬も数頭はすぐに動けるみたいですし回収して帰りましょう」
勇者「何か言い返さないと気がすまねぇ」
195: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/23(月) 02:22:38.25 ID:i1lCyflh0
勇者「……助けてくれた事には感謝する、でもそれ以外は何もいわねぇからな!」
仮面男「好きにしろ」スタスタ
勇者「気分悪いな……」
196: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/23(月) 02:23:09.02 ID:i1lCyflh0
魔法使い「全員馬に乗せました、後は慎重に運んでいくだけですが……」
勇者「ああ、行くか」
魔法使い「少し待っていてください、用事が出来ました」
197: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/23(月) 02:23:39.94 ID:i1lCyflh0
仮面男「……」スタスタ
魔法使い「魔王様」
仮面男「……やぁ、久しぶりだね」
198: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/23(月) 02:24:09.07 ID:i1lCyflh0
魔法使い「何故ここへ?将来的に敵国となる可能性のある国へトップが無断で入り込んだとなると、国際問題どころじゃ済まないですよ?」
仮面男「軽く遠征をしたつもりが、偶然影を見つけてここまで来てしまったんだ」
魔法使い「こんな王都に近い場所までわざわざ来ますか普通?」
199: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/23(月) 02:24:42.69 ID:i1lCyflh0
魔法使い「本当はシキ様が心配で様子を見に来たのでしょう?ずっと様子を見ていたみたいですし」
仮面男「さて、何の事だか」
魔法使い「不器用な人ですね。直接会いに行って言いたいことは伝えればいいことなのに」
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