318: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/29(日) 02:27:51.70 ID:oo/zvVNI0
勇者「何だ?邪魔するならぶっ飛ばすぞ」
騎士「いやー……流石にお勉強してる子の邪魔はしないけど……どういう心境の変化だ?」
魔法使い「ある目的のために彼は本気で勇者となることを選びました。邪魔をするならぶっ飛ばします」
319: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/29(日) 02:28:27.56 ID:oo/zvVNI0
魔法使い「では気を取り直して、魔法石の取り扱い。魔法石とは魔力を宿す石のことです」
魔法使い「使い方は魔力を込めることで石に宿る魔力を開放し、石毎の効果を発揮します」
魔法使い「しかし、これは本来の使い方。では問題です」
320: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/29(日) 02:28:54.07 ID:oo/zvVNI0
勇者「コレはわかるぞ、砕いて使うんだな」
魔法使い「はい正解です。多少効果は弱まりますがコレで石に残されている魔力を余すことなく放出できます」
魔法使い「ただ、暴走の恐れもあるため最終手段ですが」
321: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/29(日) 02:29:28.03 ID:oo/zvVNI0
……
魔法使い「今日はこの辺にしておきましょう」
勇者「まだ……俺は平気だぞ……」ガクガク
322: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/29(日) 02:30:01.44 ID:oo/zvVNI0
勇者「自由、か?」
魔法使い「切羽詰ってやったってどうにかなることじゃないんですから」
勇者「でも焦らないとダメだろ?」
323: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/29(日) 02:30:31.39 ID:oo/zvVNI0
勇者「んじゃ、まだ外は明るいし、修練場でも行って来ようかね」
魔法使い「付き合いましょうか?」
勇者「いや、一人で剣を振るいたい……ダメか?」
324: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/29(日) 02:31:19.28 ID:oo/zvVNI0
……
勇者(今から頭の中沢山詰め込んだって限界はある)
勇者(だったらせめて、一芸に長けている俺だから出来ることでアピールすべきだ)
325: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/29(日) 02:31:51.50 ID:oo/zvVNI0
教官「私はいつもこの時間に鍛錬しているぞ?」
勇者「アレ、そうだったんですか」
教官「貴様達はもっと早い時間にここを使っているから知らなかったな」
326: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/29(日) 02:32:19.67 ID:oo/zvVNI0
ギンッギンッ
勇者(やっぱり一撃が重いな、俺の動きに合わせて的確にカウンターを取られているみたいだ)
教官(以前よりも遥かに動きのキレがいい、弾き返すのが辛くなってきたな)
327: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/29(日) 02:32:45.60 ID:oo/zvVNI0
勇者「あ、大丈夫ですか!?」
教官「大丈夫だ。大した事は無い」
勇者「手加減のしすぎですよ、何手か指せる箇所をワザと見逃していたでしょう」
328: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2013/12/29(日) 02:33:11.74 ID:oo/zvVNI0
教官「すまない、今日はこのへんにしておいてくれ。やはり若者には敵わん」
勇者「教官もそこまで歳くってないじゃないですか」
教官「ハハッ、よく言う。ま、世辞でもそういわれると嬉しいがな」
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