410: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 03:36:47.32 ID:d/Ryf/IJ0
勇者「なんでアンタがそんなこと知っているんだ?」
科学者「おっと、申し遅れたね。私はこの国で異界の機器類研究の為に精を尽くしているゼネスという者だ」
勇者「自己紹介はいい、早くしないと大変なことになるんだろ?」
411: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 03:37:13.91 ID:d/Ryf/IJ0
科学者「退くのは君たちの方だ、アレの処分は私に一任されているからね」
勇者「ただの研究員に何ができる!」
科学者「なに、私の特殊部隊の力をもってすれば破壊することなど容易いよ」
412: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 03:37:50.39 ID:d/Ryf/IJ0
魔法使い「ゼネス……」
科学者「……?ッ!貴様セピアか!?」
魔法使い「あなたの差し金ですか」
413: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 03:38:17.55 ID:d/Ryf/IJ0
科学者「と、言うことは……君はシキ君かい?」
勇者「だからなんだ?」
科学者(なるほど……その眼は父親譲りだね、気に入らないわけだ)
414: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 03:38:58.85 ID:d/Ryf/IJ0
勇者「いい加減にしろ!!ここで言い争ってる場合じゃねーだろ!!」
科学者「……それもそうだね。じゃああの兵器は君たちに任せるとしようか」
勇者「何?そっちが片を付けるんじゃなかったのか?」
415: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 03:39:24.45 ID:d/Ryf/IJ0
科学者(なるほど、彼女たちが帰って来ているとは予想外だったね)
科学者(どんな手段を使ったかは知らないが……)
科学者(セピアがいる以上、あの木偶の棒はもう回収できそうにないな……だが逆に幸運か)
416: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 03:39:55.38 ID:d/Ryf/IJ0
魔法使い「見えました、あの黒い奴です」
勇者「4メートルくらいの機械のゴーレムか!」
魔法使い「……よかった」
417: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 03:40:24.15 ID:d/Ryf/IJ0
魔法使い「機械型ゴーレムは基本的に動力となる部分が破損すればその機能は停止します」
魔法使い「予備の動力が搭載されていれば中核破壊後もしばらくは稼働しますが……あの大きさではそれを積むことは出来ないでしょう」
勇者「核となっている部分を壊しゃいいんだな!」
418: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 03:40:50.66 ID:d/Ryf/IJ0
魔法使い「この距離なら問題なく遠当て出来そうですね……一応離れていてください。粉みじんに消し飛ぶほどの威力ですので」
勇者「へいへい、俺はいらないのね……」
419: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 03:41:17.58 ID:d/Ryf/IJ0
魔法使い「何ですか、集中している最中に止めないでください」
勇者「撃っちゃダメだ……あのゴーレム、何か変だ」
魔法使い「変?どういうことですか?」
420: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/01/02(木) 03:41:58.38 ID:d/Ryf/IJ0
「――――――」
勇者「あっ、こっち見たぞ!」
魔法使い「大丈夫です、私の防壁は無敵です」
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