過去ログ - やはり雪ノ下雪乃にはかなわない
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35:黒猫
2013/12/19(木) 10:01:32.82 ID:+XzxjG8T0
<比企谷家リビング>

家に着くと、雪ノ下をリビングに案内し、待っててもらうことにした。

八幡「その辺の本棚でも観ていてくれよ。

   なんかしら興味がありそうなものがあったら、借りていってもいいぞ。」

雪ノ下は、返事の代わりに本棚を物色し始めた。

人んちの本棚って面白いよな。

なんか今まで知らなかった人の趣味とかわかったりするし。

いやいやぼっちだし、人んの本棚など、見る機会なんてないのでした。

妄想乙。

ぬいぐるみをもってリビングに戻ってくると、雪ノ下は一冊の本を持っていた。

雪乃「この本、読んでたのね。」

この本とは、ららぽで雪ノ下が熱く語っていたパンさんの原書だ。

わりと大きめな本屋で見つかると思って探してはみたもののみつからなかった。

結局はアマゾンで買ったのだが、ほんとネットって便利だよな。

本屋で注文て、なんの苦行だよ。

小難しい本を注文するのであっても、

お前頭いい振りしてんじゃないかと思われてないか勘ぐってしまう。

ましてや、ライトノベルだと、タイトルを言うのでさえ赤くなってしまうぞ! 

作家さん、ちょっと考えてください。

八幡「まあな。なにも知りもしないで語るのもへんだしな。一応な。」

照れ隠しもあってか、ちょっとぶっきらぼうにぬいぐるみを渡した。

雪乃「ありがとう。」

ちょっと照れくさそうに顔をぬいぐるみにうずめる姿、ちょーかわいいじゃないか。

さんざんぼっちレベルを上げてきた自分であっても、勘違いしてしまいそうだ。

もしかしたら、これが雪ノ下雪乃の素顔かもしれないと思ってしまった。

普段の雪ノ下も本当の雪ノ下雪乃かもしれないが、

どこか傷つかないように武装しているようにも見える。

陽乃のような仮面とはいかないまでも、似たような環境で育ってきたせいか、

同じような自分を作ってしまったのかもしれない。

そう考えると、雪ノ下陽乃の素顔もいつの日か見てみたい気もした。

ただ、それを見てしまったら引き返せなくなりそうで怖い! 

パンドラの箱は希望が残っていたけど、あの仮面の下には、なにがあるのだろうか?


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