37:黒猫
2013/12/19(木) 10:02:39.97 ID:+XzxjG8T0
<比企谷家前>
八幡「さ、行くぞ。」
と、自転車をおして歩こうとしたが、、
雪ノ下は自転車の荷台をつかむと、なにか考えごとをし始めた。
雪乃「ひ、・・・比企谷君。いつも小町さんを乗せて走ってるそうね。」
八幡「そうだな。最近では、楽をすることを覚えたか、朝送っていくことが増えたぞ。」
ヒッキーならぬ、アッシーでした。
ほんと、小町が将来悪女にならないか心配になっちゃうよ、おにいちゃん。
雪乃「だったら、私を乗せることも可能ね。お願いしてもいいかしら。」
八幡「別にいけど、しっかりつかまっててくれよ。。」
雪乃「信頼してるわ。」
心ばかりの胸をぎゃっと背中に押し付けて、
俺の腰にしっかりと腕をまわしてくる
・・・ことはなかった。
いやいや期待なんてしてません、ほんとだって。
ね、信じてください。
二人乗りのカップルをみて、うらやましいなんておもったことなんてないんだからね。
実際は、軽く腰をつかんだ程度だった。
それでも鼓動は早くなる。
奉仕部での部室と同じような無言の時が進む。
いつもはとくに何も感じていないが、今は違う。
無言の時間を苦痛に感じることなど少ない。
むしろ、無言でいるときのほうが心地いい。
ただ、今流れている時間は苦痛ではないが、少し心が締め付けられる。
だが、この時間がもっと続けばにいいのにと、がらにもないことさえ思ってしまった。
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