6:黒猫
2013/12/18(水) 19:23:52.36 ID:zZX/D2Bw0
ごとをし始めた。
「ひ、・・・比企谷君。いつも小町さんを乗せて走ってるそうね。」
「そうだな。最近では、楽をすることを覚えたか、朝送っていくことが増えたぞ。」
ヒッキーならぬ、アッシーでした。ほんと、小町が将来悪女にならないか心配になっちゃうよ、
おにいちゃん。
「だったら、私を乗せることも可能ね。お願いしてもいいかしら。」
「別にいけど、しっかりつかまっててくれよ。。」
「信頼してるわ。」
心ばかりの胸をぎゃっと背中に押し付けて、俺の腰にしっかりと腕をまわしてくることはなかった。
いやいや期待なんてしてません、ほんとだって。ね、信じてください。二人乗りのカップルをみて、
うらやましいなんておもったことなんてないんだからね。
実際は、軽く腰をつかんだ程度だった。それでも鼓動は早くなる。
奉仕部での部室と同じような無言の時が進む。いつもはとくに何も感じていないが、今は違う。
無言の時間を苦痛に感じることなど少ない。むしろ、無言でいるときのほうが心地いい。
ただ、今流れている時間は苦痛ではないが、少し心が締め付けられる。
だが、この時間がもっと続けばにいいのにと、がらにもないことさえ思ってしまった。
「今日はありがとう。」
「別に大したことはしてない。」
今日はよく「ありがとう」を聞く日だな。そんな人間観察をしていると、意表をつく言葉がくるもんだ。
ほんと、身構えてないときに爆弾発言よしてください。
「よかったら、紅茶でも飲んでいかない? 今度部室に持っていこうとかんがえているのがあるのだけど、
持っていく前に感想を聞かせてくれると助かるわ。由比ヶ浜さんは、こういったことの意見は
参考にならないところがあるし。・・・別に、彼女の意見を聞かないというわけじゃないのよ。
皆で飲むものなのだから。・・・その・・・。」
「ありがたく飲んでいくよ。自転車で二人乗りしてきたし、喉も乾いたしな。」
ちょっと饒舌な雪ノ下もかわいいじゃないか。自分のことを棚に上げ、いつもの自分では
考えられない発言に戸惑っていた。
部屋に着くと雪ノ下は、紅茶の準備を始めた。とても速い動いているようにみえるが、
無駄がない分早く感じるのだろう。ひとつひとつの作業がしっかりしている。
自分で紅茶を入れてみて入るものの、雪ノ下のような味を出すことはできない。
高校卒業後、雪ノ下の紅茶が飲めなくなってしまったら、紅茶は飲むことはなくなってしまうのだろうか。
最高の味を知ってい待っては、並みのものは受付ない。芸能人が売れなくなっても生活水準をなかなか下げられな
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