過去ログ - 石丸「そして僕はまた間違える」桑田「アフター!」
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139: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2014/01/01(水) 02:24:16.91 ID:FOdIZfRO0

少し高いステージから無音の世界を見下ろす。
石丸君が大和田君と桑田君に怒っていた。
怒られている大和田君と桑田君はしゅんとしていて、反省しているように見える。
でも二人ともその手にはバイクの鍵とバットを大切そうに握っていた。

不二咲さんが興奮したようにこっちに走って来る。その少し先にはセレスさんがお城のセットのサイズを測っていた。

…みんな、楽しそう



ライトもカメラも無いがらんとしたステージが過去と今の変化を如実に伝えて来る。その落差に折れてしまいそうになる。


…でも本当はライトなんてどうでもいい。カメラだって要らない。
私に必要なものはそんなものじゃなくて、
そんなものじゃなくて…


大神「……、……!」

舞園「大神さん…?」

大神「……!」


いつの間にか大神さんが隣に来ていた。何かを話して…私が聞き取れていないことに気がつくと、大神さんは少しためらった後に私を抱きしめた。


大神「…、…、…、…?」


耳のそばに口を近づけてくれた。
一音ずつ区切り、極力聞かせようとしてくれたおかげでなんとか聞き取る。

『つらいか?』

多分そうだと思う。言葉を聞き取ることはできなかったけど、大神さんの顔がとても心配そうにしていたから。


舞園「すみません。心配をさせてしまいました」

大神「……………。」


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