過去ログ - 石丸「そして僕はまた間違える」桑田「アフター!」
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14: ◆Nv7JqrEoRxto[saga]
2013/12/21(土) 01:32:20.78 ID:k/tU1pum0
舞園「……!……!」

霧切「……」

舞園「…!」


そこで霧切さんが気を失っていることに気がついて抱きしめた。
抱きしめながら音を放つ機械に近づいた。耳を撃ち抜かれそうになりながらスイッチを探る。
怪我をしている手と指ではうまく操作をすることが出来ずに手間取っていた。
やっと小さなコンポの電源を切れたと思っても、その間に他の機器から発せられる音はどんどん大きくなって行く。
お腹に、体内に振動となって押し寄せてくるそれは、十分に暴力と言えるものだった。

霧切さんの耳への負担を少しでも減らそうと、慌てて耳の中に指を差し込んだ。


舞園(こんな音の中にいたら耳が悪くなってしまいます…!)

舞園(早く出ないと…)


私は大きな音に慣れている。
だからきっとこんな場所にいても気を失わないで済んでいるんだろう。
今動けるのは私だけ。
霧切さんを助けられるのは私だけ。
私が何とかしないと…!


霧切さんを引きずって入り口に辿り着く。
開けようとしてもドアが開かないことは確認済みなので、体当たりをした。
動かしにくい手をうまく調整して何度も、何度も体当たりを繰り返す。


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