過去ログ - 石丸「そして僕はまた間違える」桑田「アフター!」
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340: ◆Nv7JqrEoRxto[sage]
2014/03/07(金) 00:58:02.58 ID:6yiehq/E0
気がつけば私は歌っていた。崩れた発声も音程も気にしないで。
観客はたった一人。
背中を向けて、ただ聞いてくれていた。


……


桑田『好きなだけ歌ってけよ。あと音は自分で切れよ』

舞園「……」


振り向くとそこにはもう桑田君は居なかった。
一人の部屋に歌は流れ続けていて、遠い日の私はひたすらに恋の歌を歌い続ける。ただ一人を思って。

舞園(あの頃も今も同じ叶わない恋を思い続けているけど)

舞園(その意味は全く違う…)


開いていたドアを閉めてピアノ椅子に腰掛ける。
目を閉じて、その音を静かに聞いていた。懐かしい音楽を呼び水におぼろげな記憶が次々と流れて行く。

舞園「そうですね…楽しいこと…たくさんありましたね…」


それは、忘れたくない、無くしたくない、大切なもの。
無くしてはいけない、大切なもの。




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