過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「その3だよ」
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◆iX3BLKpVR6
[saga]
2014/03/25(火) 01:52:09.87 ID:RZjpCDqp0
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「まだ私が中学生の頃ね。テレビで千早さんをたまたま見かけたの」
そう言う彼女の声は、どこか無邪気さを感じさせた。
「すっごく奇麗で、でもどこか力強さを感じて、それで……思わず聴き入るくらい、歌が上手だった」
少しばかり頬を紅潮させ、照れたようなその表情。
「ほとんど歳も変わらないのに、画面の向こうで歌う千早さんが、凄く輝いて見えたんだ」
時折想いを馳せるように虚空を見つめ、行き場の無い思いをたぐり寄せるように、胸の前で手と手を組む。
「思えばそれがきっかけで、私はアイドルを目指したんだよね。まさか、ダメ元で応募した書類が通るとは思わなかったよ」
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