過去ログ - 八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「その3だよ」
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959: ◆iX3BLKpVR6[saga]
2014/04/07(月) 01:30:36.48 ID:7s224Otu0


八幡「俺には、他の一般Pが持っているような能力は無いんだよ」



聞けば、前川のプロデューサーは元大手企業の営業職に就いていたらしいし、新田のプロデューサーだって有名女子大の主席とかなんとか言っていた。

このCDデビューというチャンスに選ばれたのには、アイドルだけではなく、プロデューサーにも何らかの要因がある。俺はそう思っていた。
けれど、俺には何もない。ただのぼっちの高校生……って言ったら今は怒られるか。クラスではぼっちの高校生だ。


プロデュースに関して、俺は何のカードも持っちゃいない。
とっておきのワイルドカードなんて、俺には無い。



八幡「だから、今回俺に出来るのは一つだけだ」

凛「それって……」

八幡「“信じること”」



大切な友達に教わった、俺にしか出来なくて、俺だから出来ること。



八幡「俺は、お前を信じてる。……まぁそりゃ、心配にならないかって言われたら嘘になるが」



恥ずかしさを隠すように、俺はそっぽを向いて言葉を吐き出す。



八幡「それでも、お前がここで立ち止まるような奴じゃないってのは、理解してるよ」

凛「プロデューサー……」



凛は俺の顔を見つめた後、下を向き、うずくまるように膝を抱える。




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