82:車輪 ◆dFKXsWKzGY[sage saga]
2013/12/25(水) 22:28:16.09 ID:bJ3f7nl10
「ふふ、じゃーん!」
戻ってきた律子が得意げになにか取り出した。
83:車輪 ◆dFKXsWKzGY[sage saga]
2013/12/25(水) 22:28:56.30 ID:bJ3f7nl10
「まあ、最悪明日でもなんとかなるだろ」
ローソクに火をつける。
84:車輪 ◆dFKXsWKzGY[sage saga]
2013/12/25(水) 22:31:18.99 ID:bJ3f7nl10
「歌だ歌。アイドルだろ」
「う、歌って……」
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/25(水) 23:50:50.26 ID:RefDOhLy0
このヘタレ!
86:車輪 ◆dFKXsWKzGY[sage saga]
2013/12/26(木) 00:31:00.92 ID:fLYGfzsN0
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87:車輪 ◆dFKXsWKzGY[sage saga]
2013/12/26(木) 00:31:33.18 ID:fLYGfzsN0
元々アルコールは強い方ではないのだが、それにしても今日は回りが早い気がする。
缶ビール一本分くらいしか飲んでないはずだが……。
シャンパンのボトルを手に取り、ラベルを確認する。
88:車輪 ◆dFKXsWKzGY[sage saga]
2013/12/26(木) 00:32:02.04 ID:fLYGfzsN0
若干自分の意志とは無関係に体が傾いでしまった。慌てた律子が手を伸ばしてくる。
「……酔ってます?」
89:車輪 ◆dFKXsWKzGY[sage saga]
2013/12/26(木) 00:32:35.49 ID:fLYGfzsN0
「……まあ、一応な」
律子が受け取らないので、ラッピングされた小さな箱を律子の手に乗せた。
90:車輪 ◆dFKXsWKzGY[sage saga]
2013/12/26(木) 00:34:10.56 ID:fLYGfzsN0
なんだ、この沈黙は。
俺の軽い言葉だけが宙に浮かんでは消えていく。
沈黙に耐えられなくなり、ゆっくりそちらに目をやると、
91:車輪 ◆dFKXsWKzGY[sage saga]
2013/12/26(木) 00:35:07.72 ID:fLYGfzsN0
なんてことを考えているうちに律子はさっと髪をまとめ、後ろでアップにして留めた。
「……」
92:車輪 ◆dFKXsWKzGY[sage saga]
2013/12/26(木) 00:36:32.73 ID:fLYGfzsN0
「……去年のクリスマスのこともそうですけど」
恥ずかしいセリフを頭の中でだけ言っていると、右手に持ったままだったグラスに律子がシャンパンを注いでくれた。
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