過去ログ - 【オリジナル】Fate/unknown
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132:暗黒界さん ◆C/HmxiIl0o[saga]
2013/12/26(木) 23:08:01.92 ID:ysZX6p0y0

―――東京、帝国ホテル 午前2時


今、自分がどんな状況に置かれているのかが理解できなかった。

ギル「おい、カオルよ……タオルはどこだ?」

薫「は、はい!ただいま!!」

僕の今までの生活は、残飯を食わされ、暴力を振るわれ、食事も録に与えられず、友達もいないようなつまらない人生だった。

それが、どうしてか、二日三日で段々と生活の基準がランクアップして、遂には……

薫「て、帝国ホテルの最上階かー……あははー……」

そもそもの発端はギルと出会ったあと、ギルは適当な不良から金を巻き上げ、さらにパチスロでそれを文字通り十倍にして、その後に競馬などで大儲けして、『少し待っておれ、はした金だが、これで何か時間を潰しているといい』と言って僕に百万円を手渡したあと何をやらかしたのかアタッシュケース一つ持って帰ってきた。

もちろん、その中には大量のお札。正直気を失いそうになった。

その後、適当に金の力を使ってホテルを転々としていると、『安宿でも構わぬが……この我に相応しい安宿に泊まるぞ』などと言い出して結果がこれだ。

ギル「まぁ、サービスは悪くないが……安宿にしては上出来だな」

と、日本トップのホテルを安宿呼ばわりと好き勝手言っている彼女に驚きが隠せない。

ギル「どうだ、カオル?」

薫「え?」

ギル「少しは楽にしたらどうだ?お前に暴力を振るうものはいない、ここには我とお前の二人だけだ」

薫「二人、だけ……」

ギル「王であるこの我を前に恐縮しているのはわかるが……我は特別にお前に気を許しているんだ」

ギルは何も着ないで、裸のまま僕を掴んで一緒にベッドの上に飛び乗った。

ギル「お前が縮こまっていては、我も楽になれぬではないか」


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