過去ログ - 【オリジナル】Fate/unknown
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暗黒界さん
◆C/HmxiIl0o
2013/12/19(木) 22:41:06.93 ID:43bhWK/J0
だが、最近やっとパソコンとか言う未来の箱との格闘の末、ついにインターネットまで使えるようになった。
さらに銃の解体から組立も出来るようになったので、これで銃社会でも生きていけるような人間になっただろう。
魔術の腕も見違えるように上がり、そして師匠の夢である『聖杯戦争』の準備も整った……
……整ったというところでだ、私をこの街に連れてきた師匠は魔術協会に呼び出されてひと月は帰れず、師匠が旅立った直後に聖杯戦争を開始時刻が届いた。
一週間後、それが私に残された最後の準備期間であった。不運とも言えるが、とにかく間が悪かったのだ。
今年開催されるのはわかっていたが、まさか一週間後とは師匠も思わなかっただろう。
もし、本当に何かあれば、師匠は引き出しの三番目にある箱にある聖遺物で召喚しろと言われていた。
「ふむ……これかな?」
豪勢な金ピカに光った趣味の悪い箱だ。その箱の中には目玉が入っていた。
……本当に目玉なのか?枯れ果てているとも言ってもいいそれは目玉かどうかは分からないが、置き手紙で目玉と書かれているので、きっとそうなのだろう。
師匠が言うにはなんでも、どっかのお偉いさんが知恵を身に付ける代償として失った時の目玉らしい。
知恵を身に付けるのに片目差し出すとかアホかと私は思うが、あまり深くは追求しない。
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