過去ログ - ヘレン「特技は豚の料理?」時子「えっ、えぇ……」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/20(金) 02:58:32.88 ID:MLOmK6p50
時子「お待たせ――ってあ、あれ……他の子達は?」

ヘレン「外よ」

時子「なんで……折角用意したのに……」

ヘレン「私が食べるわ」

時子「は?」

ヘレン「……いただきます」パキンッ


 そして世界レベルの女は豚丼を食べ始めた。――私が、練りからしをこれでもかと入れた物を。
角煮は手製じゃない。コンビニで買ったものだ。ごはんも炊き立てじゃない。コンビニのパックご飯を温め直しただけだ。
その即興糞豚丼を、彼女を食べる彼女は――とても、ダンサブルだった。


ヘレン「辛味が良いアクセントになってるわね」

こんなに辛い物、他の味なんて解かるわけないのに。


時子「……ごめんなさい」

ヘレン「そうね。これは世界レベルの豚丼ではない……」

時子「ごめんなさい……」

ヘレン「いいえ、貴女もまた、世界レベルだと勘違いした私が悪かったの」

時子「ごめんなさい」

ヘレン「……」


ヘレン「なら、今度は世界レベルの豚丼を頼むわね」バチコーン☆


時子「……はい!」


そうして即興糞豚丼を残して世界レベルの女は事務所を出て行った。去り際まで、ダンサブル……。

のあ「……」

時子「えっ、誰」

のあ「……残飯処理班です」ブワッ

二人で泣きながら食べた豚丼は、辛子の味しかしなかった。


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