過去ログ - 翔太郎「魔戒騎士?」フィリップ「ゾクゾクするねぇ」
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211: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/01/08(水) 00:14:34.15 ID:3Fp5Cv90O

〜零&邪美〜

零「ホラーの気配、むちゃくちゃするよ」

邪美「あぁ。でも隠れてる……攻撃してくる気配もない」

零「どうする?倒しちゃう?」

邪美「その前に、二ドルを復活させようとしてるなら、何かその痕跡を見付けたいね」

零「確かにそれもそーだ」

シルヴァ『近くにホラーの気配が集まってる場所があるわ。そこに何かあるかも』

零「そっちに言ってみようか」

邪美「にしても……隠れてるホラーたちは監視してるみたいだね、アタシたちを」

零「こんなにいるホラーを身体の材料にしようってんなら、前に鋼牙が倒した時よりさらにパワーアップするつもりなのかも」

邪美「そうかもしれないね」

邪美「……」

零「どうかした」

邪美「どうやらもう見付けたようだよ、あそこ崖の下の淵にある、大きな洞穴のようなトコロ……」

零「アレ?ここからあの大きさに見えるなら、実際はかなり大きいだろうね」

シルヴァ『零、アレは穴じゃないわ。素体ホラーが崖の壁に重なるようにして群がってるのよ。そのせいで黒くて穴に見えてるだけ』

零「え!?ホントだ……気色悪〜!俺、虫がうじゃうじゃしてんの見るのダメなんだよね」ゾッ

邪美「しっかりしてくれよ。あの崖の下は並の人間じゃあ辿り着けないし、アタシらのいるこんな道に外れた所はそもそも誰もこないから見付からない。いい隠し場所だよ」

邪美「しかしアレが全部二ドルの身体の材料用のホラーだっていうなら、かなり強大なホラーになるだろうね」

零「あーきもいきもいきもいきもい」

シルヴァ『零、落ち着いて』

零「落ち着いてられるワケないでしょ!?」



カサカサッ



零「!」チャキッ

邪美「!」バッ

???『……』スッ

シルヴァ『この男、ホラーじゃないわ。でも禍々しい力を感じる』

零「いきなりビンゴってコト?」

???『もうバレたのか……我が完全に復活するまでは大人しくしておきたかったが』

邪美「アンタが魔針ホラー・ニドルかい?」

二ドル『いかにも……しかし我自身はこの男の額の針だけ。この男の魂は喰らわないまま眠らせておるから、この男自体は無事だ』

零「とか言ってさ……ソレって要は脅しでしょ?下手に手を出したら、その乗り移ってる人間を殺すコトが出来るっていう」

二ドル『ふふふ、察しがいいな人間。我がこの身体の心臓を貫いたところで、そこらのホラーにでもまた我自身である針を埋め込み直せば無事に済むが、この身体の男は身体に戻るコトなく死んでしまうなぁ。可哀相に』

邪美「下手にアンタに手だし出来ないってコトかい……姿を現したのはそれを伝えに来たってコトか?」

二ドル『そうだ。我はもうじき来る解我生来の月に復活する。そうすればこの男の身体は用済みなのだ……我を倒そうとするのはそれからでもよいのではないか?』

邪美「誰がホラーと取引なんかするか!」

二ドル『ふふふ……我はもう人間の魂は十分に集めたし、復活するための身体の材料も手に入れてある。これ以上はもう無為に人間を殺めるつもりはない』

零「どういう魂胆なワケ?随分饒舌なタイプみたいだけど、ホラーが取引持ちかけるなんて、あのうじゃうじゃ壁に群がってるヤツらより気色悪いんだけど」



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