過去ログ - 翔太郎「魔戒騎士?」フィリップ「ゾクゾクするねぇ」
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218: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/01/08(水) 13:31:14.09 ID:3Fp5Cv90O

鋼牙「邪美、そいつはあのフィリップの相棒の男、仮面ライダーの片割れだ」

烈花「あぁ、あの子の……お前もこの森にホラーがいるのは知っていたろう?いくら力があろうと無謀過ぎる」

翔太郎「返す言葉もない……」

白猫3「ニャー……」

鋼牙「とにかく、早くこの森から出ろ」

翔太郎「それもそうなんだけど……でもちょっと帰らんねぇぜ」

白猫3「ウニャ!」

烈花「他人の会話を盗み聞きしてたヤツが何を言っている」

翔太郎「ソレはホントに申し訳ないんだけど……聞いちまったからにはほっとけねぇぜ」

白猫3「ニャア!」

翔太郎「鋼牙……お前、ソレは自分一人で抱えるモンじゃねぇ。そのカオルって人と二人で抱えなきゃいけない問題なんじゃないか」

鋼牙「……とうとう開き直ったか」

翔太郎「いくらでも開き直ってやる。だいたいな、家族って形を大事にして何が悪いんだよ。家族は絆の形なんだから」

烈花「……」ムッ

翔太郎「それにさ、鋼牙……カオルって人のコト、ちゃんと信じてやれよ」

鋼牙「……信じろ、だと?」

翔太郎「力が無い人間でも、覚悟するコトは出来るんだ。どんな苦難があっても、絶対に乗り越えてやるって覚悟。辛くても大切なモノのために進みたいって気持ち」

鋼牙「……」

翔太郎「その覚悟があれば、お互いに離れそうになってもなんとかなる。困難を乗り越えられる。俺は知らないけど、鋼牙はそのカオルって人には、それが出来ないって思ってるのか?」

鋼牙「……」

翔太郎「カオルって人も、お前の将来の家族も、困難にあっても負けない人間だって、お前が信じてやらねぇと。何よりどんな困難があっても守れるって、お前が自分を信じねぇとダメだぞ」

白猫3「ウニャ」コクコク

鋼牙「…………」

鋼牙「……そうだった。俺は、守りし者だったな」

烈花「鋼牙」

鋼牙「守りたい気持ちが強いばかりに、臆病になっていたのかもしれない」

ザルバ『まさか鋼牙が翔太郎に説教を喰らうとはな。なかなか迫力のある説教だったぜ』

翔太郎「まぁ、コレも俺の実体験だからな、当然だぜ」フフン

白猫3「ニャー♪」

烈花「……俺はただ逃げるコトを鋼牙に勧めていたのか」

翔太郎「そんなコトないさ。悩んでるのが心配だったんだろ?」

烈花「……」



ガサガサガサ、ガサガサガサ



烈花「……なんだ?」

ザルバ『おい、ホラーがどんどん集まってきているぞ』

鋼牙「さっきまでは俺たちを見張っているかのように、じっと身を潜めていたが……」

烈花「何があったのかは分からないが、とにかくこの場を離れよう」





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