過去ログ - 翔太郎「魔戒騎士?」フィリップ「ゾクゾクするねぇ」
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286: ◆NrFF2h.q26[saga]
2014/01/13(月) 16:08:13.36 ID:Jej9Rhm0O

烈花「な、なんだかよく分からなかったんだが……」

フィリップ「あぁ、すまない。キミたちには話していない事情も含めた仮定を話してしまったものね……」

フィリップ「んーと、つまり最近のガイアメモリは、地球の本棚の中を検索して地球の記憶を引っ張ってるから、何の記憶か分からないなんてコトはあり得ない。地球の本棚にある記憶は、必ずどんな記憶か記されているから」

フィリップ「でもガイアメモリを作り始めたばかりの頃は、地球の本棚からではなく、ガイアゲートという地球の記憶が常に流出しているところから、記憶の断片を抽出していた。それを人間がどんな記憶の一部なのか類推して、バラバラに集まった断片から一つの記憶をパズルのように作り上げていた」

鋼牙「……その中に、どんな名前の記憶なのか分からないまま、一つの記憶としてまとめられたガイアメモリが生まれているかもしれはい……」

鋼牙「ソレがホラーのメモリ……そういうコトか」

フィリップ「一般人が閲覧できる情報媒体にはホラーの存在は記されていない。載っていたとしても、それは怪しげな伝承程度だ。ホラーに関する情報が世に出ないよう、魔戒の人間が管理しているようだね。君たちの組織はかなり大きいし」

烈花「確かにそうだろうな……有能な研究者と言えども、魔戒の者でない限りは、ホラーの存在はオカルト紛いの情報しか知るコトなど出来ないだろう」

鋼牙「しかしその推測が当たっているかどうかは分からないぞ。大した根拠も無い」

フィリップ「だから裏付けを取ってるんだよ。しかし魔戒の人間が調べ尽くしても全く手掛かりが無い現状が、僕には立派な根拠の一つになってるんだけど」

フィリップ「ユニコーンやケツァルコアトルスのような架空の生物でさえ、ガイアメモリは存在するんだ。ホラーに関するものがあってもおかしくないのさ」

鋼牙「ふざけた記憶だな……もしソレが本当なら……」

フィリップ「今は照井竜が最近摘発した、新興ガイアメモリ販売組織の人間に改めて取り調べを行ってもらっている。現在流通している可能性のあるガイアメモリのリストアップ、その中でさらに能力名から能力が曖昧なメモリをピックアップしてもらう」

フィリップ「警察が追いきれていないメモリも考慮して、風都イレギュラーズにも情報を集めてもらってるけど……時間はある程度かかるだろうね」

烈花「いつの間にそんなところまで動き出していたんだ……ヴァランカスの実を取りに行くと言い出した時といい、お前には驚かされてばかりだな」

フィリップ「普段は安楽椅子だから、さすがに疲れてるよ。足で稼ぐのはやっぱり向かないね。僕は暫く休ませてもらう」





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