過去ログ - 清村くんと杉小路くんとアイドルと
1- 20
194: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/29(水) 20:21:31.42 ID:Y0KaozYOo
「我が名は魔王、神崎蘭子!我が眷属となる者よ、光栄に思うがいい」

「あ?」
おかしい。昨日の大量出血のせいでまだ頭が回っていないようだ。
とても自己紹介とは思えないような幻聴が聞こえてくるくらい俺はヤバイのかもしれない。
以下略



195: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/29(水) 20:21:58.86 ID:Y0KaozYOo
「我が名は魔王、神崎蘭子!我が眷属となる者よ、光栄に思うがいい」

「あ?」
おかしい。昨日の大量出血のせいでまだ頭が回っていないようだ。
とても自己紹介とは思えないような幻聴が聞こえてくるくらい俺はヤバイのかもしれない。
以下略



196: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/29(水) 20:22:43.09 ID:Y0KaozYOo
「どうやら、あなたも”瞳”の持ち主のようね……。私の力に身を焼かれぬよう、せいぜい気をつけなさい。」
意味が理解出来ないからどう反応していいのかもわからん。

「ということで清村、彼女をよろしくね」

以下略



197: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/29(水) 20:23:09.72 ID:Y0KaozYOo
「なんだよいったい」

「それはこっちの台詞だ。どういうことか説明しろ」

「昨日言っただろ?ちょっと変わってるって」
以下略



198: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/29(水) 20:23:49.39 ID:Y0KaozYOo
「プロデューサーのくせにその程度もわからないの?そんなんじゃこの先やっていけないよ」
この仕事はあんな言語を理解出来きゃいけないくらいハードな仕事なのかよ。

「じゃあお前はあいつの言ってることが理解できんのか?」

以下略



199: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/29(水) 20:24:16.77 ID:Y0KaozYOo
「それじゃあ清村、レッスンに行く前に先に事務所を案内してあげてよ」

「神託を授かりし者よ、我が声に応えよ」

「やっぱりわかるかボケェーーーーッ!!!」
以下略



200: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/29(水) 20:24:46.62 ID:Y0KaozYOo
「う……うぅ……」
さっきまでの威勢はどこへやら。
俺が突然叫んだのが原因なのか、神崎はすっかり泣き崩れてしまっている。

「あーあー清村が泣ーかせたー」
以下略



201: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/29(水) 20:25:17.10 ID:Y0KaozYOo
「私が悪いんです……やっぱり私、変な子なんですよね……」

「いや、別にそんなことは……ほらアイドルって普通と違った方が印象的だしアピールできるだろ!」
今の俺には必死で取り繕い、神崎を泣き止ませることしか出来なかった。

以下略



202: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/29(水) 20:25:59.08 ID:Y0KaozYOo
「ってことがあったんだよ。頼む、助けてくれ!」

「そう言われてもな……いったいどうしろと?」
あの後俺は、どうにか神崎の言葉を理解する方法がないかどうか研究室を訪ねていた。

以下略



203: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/01/29(水) 20:26:29.40 ID:Y0KaozYOo
「じゃあ複写装置だな」
神崎のあの言動はいわゆる中二病というものから来ているらしい。
つまり、それについて書かれている本を複写して俺の頭脳に書き込めばなんとかなる、かもしれないとのことだ。
それは別にいいんだがよりにもよってアレかよ……背に腹は代えられないとはいえ、正直もうあの苦痛は体験したくねぇ。

以下略



560Res/232.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice