過去ログ - 清村くんと杉小路くんとアイドルと
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234:以下、カバデブにかわりましてバカがお送りします[[sage]
2014/03/28(金) 12:01:35.11 ID:Qk1tcO3xO
テンション!
上がって??
きたぜーーーーーーー????
235: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/03/28(金) 23:51:21.39 ID:k7JktJtbo
第8話 清村くんと暴力団
「やっと終わったー!」
「おう、お疲れ。なんか飲むか?」
236: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/03/28(金) 23:52:27.41 ID:k7JktJtbo
「今日のオレの動き、どうだった?」
「ああ、良かったと思うぜ」
「今回は自分でも結構いけてたと思うんだよなー」
237: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/03/28(金) 23:52:53.21 ID:k7JktJtbo
車に乗り、事務所に戻りながら今後のことを考える。
ようやく軌道に乗り始めた晴に続き、周子も少しずつ白紙のスケジュールから脱却してきている。
蘭子はまだ入ったばかりだから仕事を回すのはしばらく後になりそうだ。
しばらくはレッスン漬けになりそうだが、自分からオーディションを受けに来ただけあってモチベーションは高そうに感じる。
238: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/03/28(金) 23:53:20.26 ID:k7JktJtbo
にしても、こうやって誰かを乗せて運転する日が来るとは思わなかったな。
免許は前から持っていたが、自分一人ならチャリで十分だから車なんか必要なかった。
今はそういうわけにはいかないからこうやって社用車を使ってアイドル同伴の時の移動に使っている。
自分の運転が上手いとは思わないが杉小路の車に載せられるよりは遥かにマシだ。
239: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/03/28(金) 23:53:47.42 ID:k7JktJtbo
「広島に出張だぁ?」
事務所に帰った俺は、一息つく暇もなく社長室に呼ばれていた。
「うん。僕の知り合いのテレビ業界の人に会ってきてほしいんだよ」
240: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/03/28(金) 23:54:14.25 ID:k7JktJtbo
けど俺だって疲れてんだよ。俺らしくもない仕事を時には深夜までやって、翌日は早朝出勤。
休日だって週に1回あるかないかってところだ。俺が居なかったら仕事が回らんから仕方ねーが。
よし、断ろう。たまには俺に安息をくれ。
「そういえば最近広島で話題になってるスイーツショップがあるらしいね」
241: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/03/28(金) 23:54:47.41 ID:k7JktJtbo
やっちまった。
またホイホイと言葉巧みに騙されて安請け合いをする俺。
まったく学習しない自分に呆れるが、やっぱり本能には勝てないらしい。
引き受けちまったものはしょうがねぇ。
242: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/03/28(金) 23:55:13.17 ID:k7JktJtbo
「あ、清村さん。なんの話だったん?」
「大したことじゃねーよ。ちょっと広島に出張することになっただけだ」
「ずいぶん急だな……。どうせ行くならさ、なんかお土産買ってきてくれよ」
243: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/03/28(金) 23:56:06.92 ID:k7JktJtbo
「明日早いし今日はさっさと退勤させてもらうぜ。じゃあ周子、後のことは任せる」
「任されたー」
アイドルの中で最年長の周子は、まとめ役をやってもらうことが多い。
ああ見えて案外面倒見が良く、俺が不在の日なんかは代わりに晴の保護者として動いてくれたり結構助かっている。
244: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/03/28(金) 23:56:34.32 ID:k7JktJtbo
翌日の昼下がり、俺はみんなのお土産を買うべく広島の街を歩き回っていた。
杉小路の知り合いの業界人との会合は既に終わっている。
結果から言うと、期待していた仕事は貰えなかった。
ただ、今居るアイドル達がもう少し実力をつけた時には何らかの形で起用させてほしいということだった。
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