過去ログ - 清村くんと杉小路くんとアイドルと
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38: ◆Cl5eTqy0tg[saga]
2013/12/23(月) 00:35:31.37 ID:pe9TyvOpo
「まあまあ、成功したらお祝いにはもやのシュークリーム買ってやるから」

「テメェ……甘い物で釣れば簡単に俺を操縦できると思ってんだろ」

「いらないなら別にいいや。いぬにでもあげるから」
以下略



39: ◆Cl5eTqy0tg[saga]
2013/12/23(月) 00:36:03.32 ID:pe9TyvOpo
それにしても、こうも失敗続きだとスカウトする意欲も失せてくる。
近くの公園で息抜きしつつ、昼飯のはちみつミルクパンでも食べながら今後のことを考えよう。

ひとまず状況を整理する。
なんの成果もなかった初日と違ってここ数日は多少なりとも話を聞いてもらえるようになってきた。
以下略



40: ◆Cl5eTqy0tg[saga]
2013/12/23(月) 00:36:30.52 ID:pe9TyvOpo
転がってきたってことは、蹴った奴が居るってことだよな?
しばらく待ってみるが、ボールの持ち主らしき人物は現れない。
こっちから探してやろうかとも思ったが下手に動きまわる方がまずいか。

しかしこうやってボールを持ってると、体が疼いてしょうがない。
以下略



41: ◆Cl5eTqy0tg[saga]
2013/12/23(月) 00:37:01.04 ID:pe9TyvOpo
「これ、お前のボールか?」

「そうだけど……アンタすげーな!あんなにリフティングが上手い奴、オレ初めて見た!」

「一応小学校からやってたから、それなりにはな」
以下略



42: ◆Cl5eTqy0tg[saga]
2013/12/23(月) 00:37:31.21 ID:pe9TyvOpo
「で、何すんだ?」

「さっきシュートの練習してたんだけどさ、アンタちょっとキーパーやって俺のシュート見てみてくれよ」

「いいぜ。でも俺は子供相手だからって手加減しねーからな」
以下略



43: ◆Cl5eTqy0tg[saga]
2013/12/23(月) 00:38:17.71 ID:pe9TyvOpo
「くっそー、なんで決まらないんだよ!」

「はっはー。まだまだ回転が甘いな」

「ちぇっ……オレも結構自信あったのになー。アンタ、キーパーやってたのか?」
以下略



44: ◆Cl5eTqy0tg[saga]
2013/12/23(月) 00:38:49.80 ID:pe9TyvOpo
「全国優勝!?どこの高校だよ!」

「とりごや高校ってとこだよ。大会記録にも一応残ってるぞ」
そもそも部員が5人で参加出来たのも奇跡なのに、参考記録にならずに正式に記録として残っているのも謎だ。
まあ杉小路がなんか色々やったんだろ、多分な。
以下略



45: ◆Cl5eTqy0tg[saga]
2013/12/23(月) 00:39:18.33 ID:pe9TyvOpo
「最近学校の連中が冷たいんだよ」
何故俺は見ず知らずの小学生の相談を聞く羽目になっているのか。
むしろ俺が誰かに相談に乗って欲しいくらいだってのに……。

「いつも一緒に遊んでたのにさ、急にオレとはあんまサッカーやりたくないって」
以下略



46: ◆Cl5eTqy0tg[saga]
2013/12/23(月) 00:39:46.66 ID:pe9TyvOpo
「え、何?女?」

「なんだよ、オレが男に見えるのか?」
今の今までずっと男だと思ってたんだが……。
確かに言われてみれば中性的な顔立ちだし、女だと言われればそう見えなくもない。
以下略



47: ◆Cl5eTqy0tg[saga]
2013/12/23(月) 00:40:53.95 ID:pe9TyvOpo
「清村……見損なったよ」

「杉小路!?」
振り返ってみると、まるでゴミでも見るような冷徹な目をした杉小路がそこに立っていた。

以下略



48: ◆Cl5eTqy0tg[saga]
2013/12/23(月) 00:43:33.30 ID:pe9TyvOpo
第2話はこれで終わりです。
ノリで始めた清杉SSですがあの独特のセンスを文体で表すのは難しいですね……
特に原作には清村達と女性の会話がほぼ皆無というのが更に難易度に拍車をかけています


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