過去ログ - 清村くんと杉小路くんとアイドルと
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382: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/07/31(木) 20:03:46.31 ID:OnSiUSMuo
「つーか仕事はどうしたんだよ。俺が休んでお前がサボってたら仕事回らんだろ」

「今日の分の仕事は昨日のうちに終わらせたよ。この後は他に用事ないから完全フリーさ」
マジかよ、無駄に有能すぎるだろこいつ。
普段からそれくらいやれよと思うが、今回はこうやって俺の休日を邪魔するためだけに張り切ったんだから言っても無駄だろう。
以下略



383: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/07/31(木) 20:04:15.06 ID:OnSiUSMuo
「これからどうする?」
街中に出て、適当に目についた店で食事を済ませた俺達は特に行くアテもなくぶらついていた。

「久々に清村をバットでボコボコゲームとかどう?」

以下略



384: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/07/31(木) 20:04:46.90 ID:OnSiUSMuo
結局、特に何をするわけでもなく時間だけが過ぎてゆく。
何が悲しくて貴重な休日を二十歳を超えた男同士で過ごさなければならないのか。
本当だったら俺は今頃自宅でゴロ寝しながら仕事の疲れを癒していたというのに。

そんなことを考えながら肩を落として歩いていると、目の前に人だかりが出来ているのが見えた。
以下略



385: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/07/31(木) 20:05:12.77 ID:OnSiUSMuo
「今はオールヒーロー集合企画とかで昔のヒーローも出てくるんだよ。ほら、ブラックデュランとかオメガセイバーも居る」
それは知らねぇ。ブレードブレイバーより昔の作品なのか、それとも最近の作品なのかもわからん。

「どうせだからちょっと見ていこうよ」

以下略



386: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/07/31(木) 20:05:45.31 ID:OnSiUSMuo
俺達がロケを見学し始めてから、かれこれ2時間は経とうとしていた。
特撮モノってのはもっと露骨に子供向けって感じだと思っていたが、ここまで見てる限りは結構シリアスな話で案外そうでもないらしい。
杉小路曰く、最近のヒーローは大人が見ても楽しめるように作られているとのことだ。

そして、キャストにはイケメンの俳優を起用している所為かギャラリーにはやたらと女が多いことに気が付いた。
以下略



387: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/07/31(木) 20:06:11.89 ID:OnSiUSMuo
「あとは片付けだけみたいだし、帰ろうか」

「そうだな」
俺達もここを立ち去ろうとした瞬間の出来事だった。
スタッフが片付けていた大型の機材が、まだ残っているギャラリーの方へと倒れていく光景が目に映る。
以下略



388: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/07/31(木) 20:07:05.19 ID:OnSiUSMuo
「清村、大丈夫か!?傷は浅いぞ!」

「心配するんだったらまず俺の上から降りろ……!」
倒れてきた機材の上に立つ杉小路を振り落とすように、俺は立ち上がった。
ああ、今日はホント厄日だな……
以下略



389: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/07/31(木) 20:07:38.38 ID:OnSiUSMuo
「どうやら大丈夫そうだね」

「みたいだな」
遠目で確認したところ、目立った怪我はなさそうだ。あれなら心配いらないだろ。
にしても、結構な規模の事故だけに野次馬も集まってきてるしさっさとずらかった方がいいかもな。
以下略



390: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/07/31(木) 20:08:06.98 ID:OnSiUSMuo
「それより、さっきは突き飛ばしちまって悪かったな。怪我はないか?」

「はい、大丈夫です」

「ま、一応病院行っとけよ。病院代くらいここの奴らが出してくれんだろ」
以下略



391: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/07/31(木) 20:08:35.87 ID:OnSiUSMuo
「じゃあ俺は帰るぜ。行くぞ、杉小路」

「はいはい、わかったよ」

「あの、タマちゃんを助けて頂いてありがとうございました!」
以下略



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