過去ログ - 清村くんと杉小路くんとアイドルと
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396: ◆6frnuselJis0[saga]
2014/07/31(木) 20:11:12.52 ID:OnSiUSMuo
「そもそも、なんでヒーローに憧れてんだ?」
喉が乾いてたこともあって休憩がてらその辺にあった喫茶店に連れて入り、ふと思った疑問をぶつけてみる。
さっきのロケ地でも女は多かったが、それはいかにも俳優目当てという感じでこの少女のようなタイプではなかった。

「みんな笑顔のために頑張って、夢や希望を与えてくれるヒーローってすっごくカッコいいじゃないか!」
話を聞く限り、純粋に特撮が好きでヒーローという存在をずっと見ているうちにその姿に憧れを抱いたらしい。
だから自分も誰かに夢を与えるヒーローになってみたい、というのがこの少女の主張だった。

「でもどうしたらヒーローになれるのか、アタシにはさっぱりわからないんだ……そんな時に、お兄さんを見つけて……」
まあ俺を追ってきた理由はわかったが、だからといって俺にはどうしてやることも出来ない。
あの場面だけ切り取れば確かに俺はヒーローのように見えたかもしれないが、結果的にそういう風に見えただけだ。
別に俺はなろうと思ってやったわけじゃないし、なろうと思ってなれるもんでもないだろう。


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