過去ログ - 漫(洋榎先輩の唐揚げにレモン掛けとこ)プシャァァァッ
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/01/03(金) 01:38:19.78 ID:qUQ6FbaBo
郁乃が絹恵に近付こうとしたその時、3人の黒服達が彼女の前に立ちはだかった。
残り一人の黒服が絹恵を立たせ、郁乃から距離を取る様に漫の元へと連れて行く。
黒服3「…………」
黒服4「…………」
黒服5「…………」
郁乃 「なんや貴様ら……邪魔立てする気か……?」
黒服5「生き残り確定者をあらゆる脅威から保護する事は我々の最優先事項です」
黒服5「貴女が絹恵様に危害を加えるおつもりなら……」
黒服5「我々にはそれを止める義務があります……」
郁乃 「この私を止めるやと……? 笑わせんなや雑魚がッ!」
突然、郁乃の持っていた錐が熱せられたかの様に赤くなる。
次の瞬間、黒服5の額にその切っ先を向けて突きを繰り出す。
その一撃は特殊合金で出来た黒服の骨格をいとも簡単に貫いた。
黒服5「グギギッ……ンゴゴッ……ガガガッ……」
黒服5は青い火花を散らしながら激しく全身を痙攣させている。
中枢部を破壊された所為か、やがてその動きも完全に止まり、
郁乃が錐を抜き取ると同時に、黒服5はその場に倒れ込んだ。
洋榎(なんやと……!? こうも容易く黒服が倒されるとは……!)
恭子(代行が黒服を殺し≠ス……?)
絹恵(何……仲間割れ……!?)
漫 (黒服は硬い金属で出来てるんやなかったんか……!?)
黒服「…………」
郁乃 「お前らもジャンク≠ノなりたないんやったら、さっさとそこ退きや!」
黒服3「…………」
黒服3「赤阪様の力≠ェ如何ほどか、我々も十分に存じております……」
黒服3「幾ら束になった所で、我々如きが貴女に敵う筈もございません……」
郁乃 「クククッ……。お前はさっきの木偶と違って随分物分かりええやないか」
黒服3「ですが、ここはどうか怒りをお治めになり、引いては頂けませんか?」
黒服3「でなければ、貴女はこの世界から抜け出せなくなっていまいます……」
郁乃 「……なに? それはどうゆう意味や……?」
黒服3「この世界を切り離す際、あの方々は隔絶の呪い≠掛けました……」
黒服3「流転の護符≠持たざる者が新世界へ行けぬのはその影響からです」
黒服3「そしてその流転の護符≠ノは、もう1つの呪法が仕掛けられています」
神側に属する者が規則を破った場合、護符の所有権は永遠に失われる
郁乃「なんやそれ!? まるで私の行動を制限する為だけの文言やないかッ!」
郁乃(女狐共が……。私が好き勝手せん様に保険≠掛けたな……ッ!)
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