過去ログ - 漫(洋榎先輩の唐揚げにレモン掛けとこ)プシャァァァッ
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[saga]
2014/01/15(水) 00:06:02.75 ID:xOeQek2So
それから10分程度が経過しただろうか。
洋榎は苦しい体勢を強いられ呻き藻掻いていたが、
数分前から静かになり、今では身動き一つしない。
郁乃「ところで、この後はどうするん?」
黒服「この後……ですか?」
郁乃「さっきから洋榎ちゃん全然動かんし飽きて来たんやけど……」
郁乃「そろそろ次のステップに進んでもええんちゃうか?」
郁乃「本家のスカなんちゃらでは、次はどないな風にしてるん?」
黒服「掃除屋の娘≠ナは、今の洋榎様の状態が処刑の最終ステップですよ」
郁乃「…………」
郁乃「…………はァ?」
黒服「この様に身体を小さく丸めた状態で固定される事により……」
黒服「血流は阻害され、筋肉に疲労物質が溜まり、全身に痛みを感じます」
黒服「やがて細胞は壊死し、また、血液が内臓に溜まり血圧が上昇して……」
郁乃「そんな薀蓄、誰も訊いとらんわド阿呆ッ!」
郁乃「私はなぁ、もっと派手でおもろい処刑を期待してたんやぞ!」
郁乃「こないに時間ばかり食って詰まらん処刑は中止や中止! 他のにせえや!」
黒服「ですが赤阪様、一度始めた処刑を中断する訳には……」
郁乃「なんや処刑法を途中で変えたらあかん決まりでもあるんか?」
黒服「いいえ、その様な規則はございませんが……」
郁乃「せやったら、今から別の処刑法に変更しても構へんな?」
黒服「…………」
黒服(用意されている全ての処刑は生贄を必ず殺せる様に計算し作られている……)
黒服(故に同一人物に対し2つ以上の処刑を執行する事など考慮する筈も無く……)
黒服(さて……どうしたものか……)
郁乃「そや! 洋榎ちゃんには3つの処刑≠堪能して貰おう!」
黒服「3つ……ですか……?」
恭子「3回も!? なんでそんな……っ!」
郁乃「何でってぇ〜……、洋榎ちゃんは真瀬ちゃんの処刑を台無しにしたやろ?」
郁乃「せやから今のは真瀬ちゃんの分や。んで、次は規則を破った罪の罰則分……」
郁乃「最後に生贄として選ばれた己の分でその儚い人生の幕を閉じると……」
郁乃「どや? これなら一応筋は通ってるやろ?」
黒服「…………」
黒服「……そうですね。その主張の正当性を認めます」
恭子「なっ……!」
黒服「赤阪様には絹恵様の件で譲歩して頂いてますから……」
黒服「かなり無茶のある提案ですが、今回は我々が譲りましょう……」
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