過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
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[sage]
2013/12/22(日) 19:33:43.41 ID:HqZl913Bo
頭から手の温もりが去ってしまう事に一瞬の寂寥感を覚える少女だったが
「コホン」
と、態とらしく咳をつき、仕切り直し
「そろそろ、本題に入りますわ」
本来の目的を果たさんと、言葉を進め
少年もまた、顔を引き締め
「ああ、いいぜ」
と、応じるのだった
「感謝致しますわ」
そ「れで、単刀直入にお訊きしますが、殿方は今日、お姉様にお会いになりました?」
そう少年に訊ねてはいるが、少女自身はもう、この質問に意味は薄いと、内心思っている
そもそも、少年が独りで行動している以上、御坂美琴と会瀬を重ねられるわけがなかったのだ
大方、神出鬼没のこの少年に会うために、今も東奔西走しているのだろう、と少女は読んでいた
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