過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
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66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:02:09.05 ID:HqZl913Bo
「はい、そのサンタクロースですの。ただ、細かい事を言えば、子供は子供でも、良い子に対して、ですの」

「ふぅむ、確かにそうだったかもな」

「ええ、ですから、サンタクロースさんも、殿方のプレゼントにはさぞかし気合を入れていた事だと思いますの」

「……えっと」

少女のその言葉に、少年は思わず口籠る
少年は勿論、サンタクロースの正体という物を理解していて
それは目の前の少女も同じ事だと思っていたからだ

「あら? サンタクロースなんて居ない、と殿方はお思いですの?」

「まぁ、居たら良い、とは思ってるけどさ」

「……でも、やっぱり、ネッシーやイエティがファンタジーの世界のお話だって」

「そう考えてしまう程度には、年も食ってるとも思う」

「……少し、寂しいお話ですの」

そう言って、少女は既に冷めてしまっている紅茶を口にした

「……確かに、な」


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