過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
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97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/22(日) 20:25:35.45 ID:HqZl913Bo
そこで少女は気付く、目の前に居る人間が放つ空気が、明らかに変わって来た事に
やはり、意中の人間が誰かと洋菓子店へ向かう事を悠然と受け止められる程、大人ではないのだろう

そんな御坂美琴に対し、少女は、無作法を働いた子供を窘める母親の様に

「……お姉様、そんな妬ましげな目を向けるのは、止めて下さいまし」

と、はっきりと、それでいて優しさの在る声を掛ける
一方、少女からの指摘を受けた御坂美琴はというと、大袈裟に首を横に振りつつ

「そ、そんな目はしてないでしょ!」

「というか! なんでそんな事になっちゃったわけよ?!」

誤魔化す様に声を張り、先を促す

「殿方が人助けをした際、そのパティスリーの招待券を頂いたらしくて」

「ただ、男独りでパティスリーへ行くのはどうにも決まりが悪いらしく
それで、目の前に居た私にお鉢が廻ってきた、というわけですの」

少女のその説明を、前のめりになって聞いていた御坂美琴は

「……ふーん」

と、何やら安堵した様子で呟いた


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