10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/22(日) 22:17:43.67 ID:QCk4Nap1o
「ありがとう」
再び助け起こすと彼女は何故かにやにやしながら「シナノ」と続けた。
「シナノ?」
「わたしの名前。みたいな」
名前にみたいなもなにもないだろうと思ったけれど、名乗られたことでどうやら立ち去ることができなくなった気配を感じた。
ぼくはそういったある種の期待の雰囲気に弱かった。
雑多な勧誘を断るのはむしろ得意な方だと思っている。
その種のモノには悪意や、そこまでいかなくても明らかな計算が含まれているから対応方針がはっきりしているというのがその理由なのだが、逆に相手の裏に意図がないとフリーズしてしまう。
そういうことでぼくはシナノと一緒に歩くはめになった。
まあ特にこれといった目的地があるわけでもないので別にかまわないといえばかまわないのだけれど。
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