13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/22(日) 22:20:07.01 ID:QCk4Nap1o
それからまたしばらく黙々と二人で進んだ。
右に小さな橋が川をまたいで掛かっていて、向こうに大きな建物の影が見えた。
確か小学校があったはずだ。かつてはぼくも通っていた小学校である。
日はすっかり暮れて空気がぐんと冷え込み、手袋をしているにも関わらず手にはもう感覚がない。
頬が冷気でひりひりと痛かった。
ぼくはもう一度シナノに訊こうか考えた。
でも、と思ってやめた。
シナノはいろいろ答えたくなくてわざとはぐらかしたのかもしれない。
そうなると無理矢理聞きだすというのはぼくにはできない気がした。
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