31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/27(金) 22:01:11.08 ID:EWTP6gU8o
気まずさを振り払うようにぼくは彼に訊ねた。
「ぼくはコウスケ。彼女はシナノ。あなたは?」
「セミだ」
ぼくは怪訝に思って、眉を寄せた。
「セミさん?」
正確には違うんだがな、と彼は短い髪をがしがしと掻いた。
「さっき話した女子高生、チナツっていうんだが、俺はその友達。
夏の友人だからセミ」
「はあ」
よくわからなくて、ぼくはなんだか煮え切らない気分で返事をして、シナノを見た。
彼女はまだきょとんとした顔をしていた。
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