9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/22(日) 22:17:11.24 ID:QCk4Nap1o
「大丈夫ですか?」
ぼくの声は心配よりもためらいの響きがありありと出ていたと思う。
彼女は腕を突っ張って上体を起こし、こちらに顔を向けた。
「へーき」
舌ったらずのような甘える調子のような。独特な声の響きだった、
「ちょっと滑っただけだし」
「そうですか……じゃあぼくはこれで」
彼女に手を貸して立ち上がらせてから背を向けると、数歩のところでまた転倒の音がした。
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