過去ログ - モバP「ブリッツェンがいなくなった……」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/24(火) 00:17:06.93 ID:iGL7vRyq0

 2つの赤い光が交互に点滅している。何か、道を封鎖しているようにも見える。ふん、構うものか。満身の力で疾駆する
私の勢いはもはや、何物であろうと止められはしない。

「莉嘉あああ! あれ踏切だよね!? 見間違いとかじゃないよねえ!?」
「うん? どこー……あばばばばばば」
「ブリッツェン止まってえ!! 死ぬ!! 死んじゃう!!」
「いやだー! まとめてミンチになっちゃうよブリッチャーン!!」

 ……ふみきり? みんち? よくわからんが、ひょっとして姉妹は楽しんでいるのではなく慄いているのではないだろうか。


 どんどんと近づいてくるあの赤い点滅は、それほど恐ろしい何かを齎す不吉の兆しなのだろうか。
だが姉妹。案ずるな。私の背がいかに快適で安全かということを、今から君たちにご覧にいれよう。

 ふむ、よく見ればあの赤い点滅、確かに心をざわつかせる力を持っているように思えるな。

 臆することはない。加速。さらなる加速。これほどに駆けるのはいつ以来か。心弾み、胸躍る。さあ目標はもうすぐ目の前だ。

「バカー! 加速すんなー! 頼むから止まって鼻垂れトナカイイイィイイィィィィ!!」
「ばかー!! ブリッチャンの大ばかーっ!!」


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