過去ログ - 高森藍子「メリークリスマス、、、。」 -SS速報VIP

過去ログ - 高森藍子「メリークリスマス、、、。」

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5: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/12/24(火) 01:31:34.93 ID:px2AbDFm0

お待たせしちゃいましたか、と聞かれて咄嗟に声が出る。

「いや、今来たところだよ」

6: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/12/24(火) 01:32:10.55 ID:px2AbDFm0

風味堂 - メリークリスマス、、、。

youtu.be

7: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/12/24(火) 01:33:13.11 ID:px2AbDFm0

そういえば、どこに行くんですか。

「さあ、な」

8: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/12/24(火) 01:35:10.08 ID:px2AbDFm0

「えへへ……誰かに見つかったら、問題でしょうか？」

そうだろうな。

9: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/12/24(火) 01:37:20.79 ID:px2AbDFm0

「これでよし、です」

長いマフラーを二人で半分こして、にっこりと微笑む。

10: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/12/24(火) 01:38:45.78 ID:px2AbDFm0

しばらく、二人きりで彩られた街を歩く。

魔法のような白い雪が、目の前の世界を幻想的に彩る。

11: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/12/24(火) 01:39:29.76 ID:px2AbDFm0

「そうか」

そうです、と彼女は笑った。

12: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/12/24(火) 01:40:12.42 ID:px2AbDFm0

だから、と彼女は続ける。

「私、怖いんです」

13: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/12/24(火) 01:41:14.13 ID:px2AbDFm0

ある日突然、アイドルにスカウトされて。

「――さんとまた一緒にお仕事をして、事務所のみんなと楽しくお話をして」

14: ◆.FkqD6/oh.[saga]
2013/12/24(火) 01:42:04.47 ID:px2AbDFm0

ぽろぽろと涙の粒を溢れさせるその顔を、そっと抱き寄せる。

「ありきたりなことしか言えないけど」

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