37:1 ◆Fcc.dS0wHg[saga]
2013/12/24(火) 23:42:36.90 ID:auy0Jo7eo
彼女はしばらく、私の名を復唱していた。
私には、それが過ちに対して向けられたもののように思えてならなかった。
彼女が赦しを乞うているように見えたのだ。
私は募る苛立ちを黙殺し、姉へと問いを投げる。
「むくろちゃん、なんか喋った?」
「ううん……そんなこと、ない」
予想した通りの応答に、私は重い溜息を漏らす。
彼女が真の残念なのは、その自覚の無いことだった。
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