過去ログ - 両儀 式「私より強いやつに会いに行く」
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[saga]
2013/12/24(火) 17:25:40.00 ID:8Z1jA2Pp0
式が走り出すと行く手には真っ先に白純里緒が現れた。
白純「久しぶりだな、式」ニヤ
式「…………」ブンッ
キンッと音がなり、二本のナイフが弾け合う。弾けたナイフはほぼ同時に振るわれ、また音を鳴らした後、鍔迫り合いの様になり、ギシギシ音を奏でる。
白純「少し冷たくないか両儀ぃ!?挨拶くらいしてくれよ」
式「……話すことなんて――――!?」
式は異変を感じとりすぐさま後退する。すると突如、白純の腕があらぬ方向にネジ曲がった。
白純「――はァ!?」
浅上「…………凶れ」
浅上藤乃の声が聞こえ、式は再び位置を変える。すると、今までいた位置の空間が僅かながら歪み、そこに死の線がはっきり見えた。
白純「浅上容赦なしかよ…。邪魔しやがって」
浅上「なんだかよくわからないけど、両儀さんをこの先には通しちゃいけない気がします」
式「はっ、私も買い被られたもんだ。でもなあ、タネの解った手品なんて――ッ!?」
浅上藤乃をすでに倒している式の油断が危機を産み出した。巫条霧絵の存在を忘れていたのだ。巫条霧絵は式の首を握り、持ち上げる。
式「ぐっ、んっふ…ぐぐ!?」
巫条『墜ちろ、墜ちろ、墜ちろ、墜ちろ!!』
霊体を掴める左手で腕をほどこうとするが中々離れない。その間にも、
浅上「凶れ!!」
式「ぐっ!!」ブン
浅上藤野の目を右手のナイフで無効化している。
白純「ハッ、終わりだぜ両儀!!」
式「!?」
そして、白純里緒が頭上からナイフを握り降ってくる。
式は、自分の死を、圧倒的に身近に感じた
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