過去ログ - 雪歩「ラヴェルのボレロと缶コーヒー」
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◆K8xLCj98/Y
[saga]
2013/12/25(水) 00:01:25.87 ID:R+XlQCg50
いつかお父さんがプレゼントしてくれた銀の腕時計は、今の時間が日付の変わる30分前だということを伝えてくれました。
「……電話、しちゃおうかな」
以下略
6
:
◆K8xLCj98/Y
[saga]
2013/12/25(水) 00:02:48.56 ID:R+XlQCg50
「…………でもずっと電話が来ない、ってことは」
忙しいんだろうな。
そんな時に電話をするのも、悪いなぁ。
以下略
7
:
◆K8xLCj98/Y
[saga]
2013/12/25(水) 00:03:28.62 ID:R+XlQCg50
『もしもしー? どうした雪歩』
……プロデューサーの。
以下略
8
:
◆K8xLCj98/Y
[saga]
2013/12/25(水) 00:04:18.50 ID:R+XlQCg50
「その……今日、真ちゃんと待ち合わせをしていたんですけど、まだ……来なくて」
『あー、そっか。連絡してなかったな。真、今日の収録が長引いちゃってさ。終わったのがさっきなんだよ』
以下略
9
:
◆K8xLCj98/Y
[saga]
2013/12/25(水) 00:07:46.95 ID:R+XlQCg50
『……だってもう、日付が変わっちゃうぞ。今夜はどうするんだ』
「本当は22時にご飯を食べて、スイーツを食べて……ビジネスホテルに泊まる予定でした」
以下略
10
:
◆K8xLCj98/Y
[saga]
2013/12/25(水) 00:09:36.72 ID:R+XlQCg50
「……すみません、プロデューサー。真ちゃんが来たら連絡します」
『分かった。俺も真に電話してみるよ』
以下略
11
:
◆K8xLCj98/Y
[saga]
2013/12/25(水) 00:16:13.84 ID:R+XlQCg50
日付が変わる20分前。まだボレロは流れていて、その単調なリズムが一層と私の不安をかきたてていきました。
「……大丈夫、かな」
以下略
12
:
◆K8xLCj98/Y
[saga]
2013/12/25(水) 00:22:09.72 ID:R+XlQCg50
ポケットから缶コーヒーを取り出すと、さっきよりもずっとぬるくなっていました。
そろそろ飲んじゃおうかな。
……真ちゃんも、まだ来てくれない。
以下略
13
:
◆K8xLCj98/Y
[saga]
2013/12/25(水) 00:26:47.38 ID:R+XlQCg50
ホワイトクリスマスだね。
この間収録が終わった単発ドラマで、私の演じるヒロインが何度も言っていた台詞です。
実際に雪が降れば、素敵なクリスマスになるんだけどなぁ。
以下略
14
:
◆K8xLCj98/Y
[saga]
2013/12/25(水) 00:31:31.91 ID:R+XlQCg50
千早ちゃんに、ボレロのストーリーを聞いたことがあります。
酒場の舞台で足慣らしをしていた踊り子が、だんだん振りを大きくすると、
無関心だった周りのお客さんが興味を持ちだして、みんなで一緒に踊る。
以下略
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