過去ログ - シャルラッハロート「・・・お兄ちゃん?」
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106: ◆1aLDLrIdDo
2014/01/01(水) 17:51:18.41 ID:vOtwkE+l0


ポチョムキン「・・・まさか、貴様から要請を受け足を運ぶなぞ、ついぞ想像はしていなかったがな」

ソル「・・・・・・・・・」

アクセル「(やっぱりというかなんというか、旦那の根回しなのね・・・)」


彼はジョニーにコンタクトを取ると同時に、ツェップの内部事情にも詳しい(現大統領ガブリエルはポチョムキンの師でもある)ポチョムキンにも助力を請うていたのである。
いやはや、この男の交友(?)関係の広さには色んな意味で頭が下がる。


ポチョムキン「もうすぐツェップの防空圏内に差し掛かる。そこで、この飛行船は予定されている航路を迂回し、13番ドッグに着艇させて頂く」


挨拶も程ほどに、ポチョムキンは本題を切り出した。
"13番ドッグ"とはツェップにおける秘匿コードの一つで、大統領直属の命、或いはそれに属する重要性を受けた者のみが使用できる。
そこを利用する、イコール都市の重要施設がほぼ顔パスになるという事だ。
これならば科学要項の待ち時間は皆無に等しい。


ジョニー「了解だ、局長。―――・・・エイプリル、聞こえてるか?コース変更だ。場所は・・・―――」


無線を片手に、ジョニーは操舵士へ変更を伝え。
ツェップからの使者は、いつの間にやらアクセルの傍まで移動していた。


ポチョムキン「・・・その少女が、件の娘か・・・幼い身でありながら大変であったと聞いている。・・・ツェップは君を歓迎する。ゆっくりと寛ぐが良い」


近くに寄られると、アクセルですら少々仰け反らないと頭頂部が見えぬほどの巨躯。
加えて言うが、ポチョムキンという男は決して無骨なだけの男ではない。
力なき者、無辜の者に対しては率先して手を差し伸べる程の高潔な武人である。
そんな彼だからこそシャルの身の上には同情し、彼なりの優しい言葉で彼女を労ったつもりだった。
しかし。




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