過去ログ - シャルラッハロート「・・・お兄ちゃん?」
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112: ◆1aLDLrIdDo
2014/01/02(木) 00:10:58.01 ID:E137jXUg0

―――ツェップという国家は、一定の領土という物を持たない。

その代わりに、遥か昔に製造された超ド級巨大戦艦の上に、人々が暮らす都市区画と科学班が発明を行っている研究エリアをそっくりそのまま増設して国家を運営しているのだ。
毎時空の上を航行しているが故に、場所が一定せず、その為他国からの侵略は容易ではない。
立ち寄る方も一筋縄ではいかないが、ジョニー達のような空賊であったり飛行船持ちであれば、あっさりそれは適う。
基本的に(最上級危険人物という扱いでなければ)どのような人間であってもツェップは広く門戸を開けておくが、一度中に入ると様々な規律とともに行動が雁字搦めに抑制されてしまう。
が、今回に限り、大統領の認証と治安維持局長のお墨付きがあるので、それらは幾らか和らいでいる物だと思われる。


ジョニー「―――さぁて、俺達ゃこれでおさらばとするかね」

メイ「ええええええーっ!!??」

ジョニー「―――そんな顔すんな。俺等がソルやここの局長と一緒に歩いてる所何ざ見られたら事なんだよ」


ツェップの領土内部とはいえ、いつどこで何の目が光っているかは解らない。
ジョニーなりの政治的配慮という奴であり、それはメイも重々承知しているが。


メイ「・・・ちぇ〜。折角新しい友達が出来たのにな〜」

シャル「―――えっ」


"友達"。
その単語を耳にした瞬間、シャルラッハロートの心臓が"ドクン!"と跳ねた。





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