過去ログ - シャルラッハロート「・・・お兄ちゃん?」
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12: ◆1aLDLrIdDo
2013/12/25(水) 13:46:15.42 ID:kVEVAXak0
彼は地面に接するギリギリのタイミングで―――何時の間にか放っていたそれを周辺に散乱した障害物に巻き付けていた―――鎖を引き込み、シャルラッハロートの方へ向かって急加速した。
ハッとなった彼女は展開しかけていた鎖を呼び戻し、自身の前方に防護膜の様に張り巡らせた。

アクセル「―――ニヤリ!」

シャル「(―――!なっ!?)」

・・・が、そんな彼女を嘲笑うようにスルーしたアクセルは交差の瞬間、彼女の肩を思い切り蹴り飛ばし、互いの位置を上下逆転させた。

シャル「がっ・・・!?」

そして、徐に鎖鎌を交差させたかと思うと刹那、アクセルの身体から炎が巻き起こった。
彼の身体を纏うかの如く展開されたそれは、さながら炎の鎧となって、吹き上がる際に起こった急加速と共に体勢を崩した彼女を強襲した。

シャル「〜〜〜〜〜〜ッ!!」

視界の端に炎に包まれたアクセルを捕らえたシャルラッハロートは、歯を食いしばりつつもう一度鉄鎖を、自身を封じ込めるようにぐるぐる巻きに展開した。

上下左右360度全て、これならば突破は不可能だと彼女は考えた、だが。

シャル「(―――!!!)」

彼女を守るべく展開された鎖、そのコト如くがアクセルの炎にぶち当たった瞬間に弾け飛んだ。
だが彼女は諦めず三度目の展開と共に、少しでも敵の速度を削ごうとした・・・が。

シャル「(駄目だ―――間に合わな・・・!)」

アクセル「アァァァァァァクセル・・・!」




―――ボンバアァァァァッ!!


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