過去ログ - シャルラッハロート「・・・お兄ちゃん?」
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◆1aLDLrIdDo
2013/12/25(水) 14:17:13.65 ID:kVEVAXak0
シャル「がああああああああああっ!!!」
渾身の一撃を受けたシャルラッハロートは、吹き飛び、工場奥の壁面に激突した。
轟音と共に粉砕された資材や塵や埃が舞い飛び、土煙となって周辺を覆って行く。
アクセル「あ・・・いっけね!!」
攻防の最中、相手が少女だと言う事を失念しかけていたアクセルはそこで漸く正気に戻る。
アクセル「(やべえな、つい一瞬本気になっちまった・・・)」
もうもうと立ち込める煙は未だ晴れず、少女がどうなったのかここからでは窺い知れない。
太い鎖を楽々と振るえる程の腕力を持つ身であるならば、あの程度でどうにかなるとは思えないが・・・
アクセル「(まぁ、手当てぐらいはしてやらねえとな・・・)」
互いの名前すら知らないのにここまま何かあってしまったら流石に寝覚めが悪すぎる。
そう思い立ったアクセルは少女を探す為、歩を進め。
アクセル「しっかし、"あの男"と係わった時から思ってたけんども・・・か弱い女性ってなもう時代遅れなのかねえ」
誰に言うでもなく、ポツリと呟いた。
"あの世界"で係わってきた女性達・・・
楽器を片手に[
ピーーー
][
ピーーー
]と物騒な台詞を吐きまくるギタリストに。
着物の袖から数々の暗器や、挙句の果てにタタミまで飛び出す侍姉ちゃん。
素手で大岩すら破壊せしめるチャイナっ娘や。
体中包帯でグルグル巻きでありながら、自身と同じ全長の鈍器を軽々振り回す陰気な女。
加えて先刻考えた快賊少女に、果ての果てで"ギア"とのハーフであるなんて女の子も居た。
それらを思えば、ぶっちゃけこの程度ならばまだどうという事はない。
・・・"この程度"であれば。
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