過去ログ - シャルラッハロート「・・・お兄ちゃん?」
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175: ◆1aLDLrIdDo
2014/01/13(月) 11:43:34.66 ID:TU2tdb/50

それは少女の衣服に隠されるように縫いとめられていた小さな小さな・・・石ころ。
傍目から見れば宝石か何かと勘違いしてしまうが、ソルには最初からソレが只ならぬ物だという事が見て、否、"感じ取れた"。
ツェップに来たのは、その違和感の正体が何なのかをハッキリさせるべくといった意味合いもあった。
研究所の機材はこの時代では最高峰のモノであり、その点ではこれらの機械はソルの疑問に対して答えをずばり提示して来た。

―――が、そこで生まれたるは新たな問題。

こればかりは機械ではどうしようも無い。
結論を出すのは未だ早計とはいえ、事態は最悪・・・いや、ギリギリ一歩手前といった所か?


ソル「(方法としては"元の鞘に戻る"というのが一番てっとり早いが・・・)」


その為の方法がソルには無く。よしんばそれが成功したとはいえ・・・"問題"の先送り、いや、この場合は後送りか?
どっちみち、この次点でベターな選択肢は彼の思考回路を以ってしても産み出せずにいた。


ソル「・・・ヘヴィだぜ・・・」


煙と共に吐き出された言葉は、矢張り空気中に霧散して行ってしまう。
・・・そこで。


ソル「(・・・・・・あん?)」


算出機のキィを叩いていた彼は、そこで"ある物"を見つけ―――






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