過去ログ - シャルラッハロート「・・・お兄ちゃん?」
1- 20
4: ◆1aLDLrIdDo[sage]
2013/12/25(水) 03:07:37.44 ID:kVEVAXak0
その際における戦闘の影響か、それとも能力の使い過ぎか、今の彼女は明らかに憔悴しきっている。
息は絶え絶えとなり、その額には玉のような汗が吹き出ていても―――その瞳だけが情念に燃え盛っていた。

シャル「命令、は、遂行する・・・ひとりでも・・・やれる・・・私は、私と、貴方の為に、だから―――」

彼女は己が手で震える肩を掻き抱くように包み、ここには居ない―――けれども今一番自分が欲する相手の名を呟いた。

シャル「早く私を見つけて・・・独りに・・・しないで・・・ソフィー・・・」

シャル「・・・じゃないと、私・・・私・・・」

彼女の切なる言葉に、しかし返ってくる声は無かった。






一方―――別年代・・・22世紀某所。

「―――だあああああああぁぁっ!?ちょっと、止めて下さいよ、旦那ぁ!!」

「―――うるせえ!」

大剣を持った男がそれを思い切り地面に突き立てると、眼前に巨大な火柱が挙がり、それは意思を持つように前方へと突き進んだ。
大剣の主から全速力で逃げていた―――赤いバンダナが特徴的な若い男は、自らに迫りくる炎に戦慄しながら叫ぶ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
195Res/154.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice