過去ログ - シャルラッハロート「・・・お兄ちゃん?」
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43: ◆1aLDLrIdDo
2013/12/27(金) 01:47:11.56 ID:+CE/G0uj0


ファウスト「見て下さい、先程採血をした際に彼女の血の成分を纏めたモノなのですが」

アクセル「・・・そうは言ってもドクター。俺様、医療知識なんて持ち合わせちゃいないんだけど?」

ファウスト「ゴホン。・・・これは失礼しました。では、こちらの、通常の人間のソレと比較した上で彼女の数字をご覧にになって下さい」


本来ならばソレは第三者に見せてはならない類のモノであるのだろう。
だがファウストはそれを破ってまでアクセルにカルテを見せた。

相も変わらず内容はちんぷんかんぷんであったが、確かにこうして比較してみると一目瞭然。
血液を凝固させる為の細胞だとか骨を造るために必要なモノが、通常の人間と比べて、彼女は倍以上。

これならば治療が必要な問題がほぼ無い事も頷ける。
が、それを逆に考えるとするならば。


アクセル「"問題"が起こり得ない程・・・コイツの身体はおかしくなってる、ってえのかい?」

ファウスト「・・・これが先天的なモノか・・・或いは・・・第三者によっての後天的なモノであるのかは・・・先程申し上げました通り、
詳しく調べてみなくては私からはこれ以上判別出来る事は御座いません」


ドクターは伏目がちに―――紙袋を被った顔を―――すやすやと眠っている少女に向ける。
心なしか震えている手は、何を表しているのか。




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